働くこと、時々、自律神経のことを考える。

転職マニア&Tポイント収集家。著者はADHD発症中の登録販売者です。働くこと、薬と健康のこと、雑記もあります。

人の気持ちなんてわからない。そういう人間もいるんです。

正論か?屁理屈か?

「俺、エスパーじゃないし、人の気持ちなんてわかんないじゃん。」と中学2年生の息子がわたしに言います。

 
設問:『空を見上げたときの主人公のきもちを10文字で表しなさい。」
よくある国語の設問のこと。これについて彼は、屁理屈をこねているようです。

 

息子いわく
「人の気持ちなんてわかんないじゃん。問題作った人は『主人公はこう思った』と考えて問題にしたみたいだけど…。主人公が本当にそう思ったかわからないし…。
『お前はエスパーなのか?』問題を作った奴に俺は言いたい!」

 

思わず、噴き出してしまいました。
(;一_一) 「お前もか?」私も中学の時、同じこと言っていましたから。

人の気持ちを察して動けない

私はADHDと診断されました。中2の息子は検査してはいませんが、私と似ている部分がかなりあります。私も彼も、ニュアンスみたいなのを感じ取るのがとても苦手です。

 

例えば、仕事。マニュアルがあれば動けますが、周囲の状況を察して動くとか苦手です。ましてや、人の気持ちを察するとか苦手です。職場の人間関係も極力、希薄に接しています。

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特に、私はプレゼントをするのも、されるのも 苦手です。相手の喜ぶものが想像出来ないから、プレゼントを選べません。

 

しまいに旦那さんへの誕生日プレゼント。何をあげていいかわからないから、毎回クオカード。

 

もしくは、現金で感謝の気持ちを表します。別に嫌な顔はしないので、それは、それで、いいと思っています。

 

ADHDは考えずに思ったことをすぐに口に出してしまう傾向があります。

 

子どものころの話。友達からもらったプレゼントが意に添わず「ああ。これいらない。」と思わず口走ってしまい、気まずくなったことがあります。

 

そのため、もらうことにも抵抗があります。

 

誕生日にプレゼントを交換しあう家族的な職場にいたこともあったのですが、憂鬱で、憂鬱で。

 

「プレゼント交換やめよう!」と言う始末。相手が喜びそうなことを想像するとかが、苦手なので、プレゼント選びは私にとって憂鬱材料なのす。

 

相手が何を欲しているのかなんて、察して動けません。私はエスパーじゃないからわからないのです。

感情がわからないサイコパスか

相手の気持ちを察することが不得意 イコール 感動や共感出来ないサイコパスではありません。映画を見たら、感動して涙も流すし、辛い気持ちにもなります。

 

演技の『間』に敏感な方ではありません。そのため映画はいつも1.4倍速で見るし、ひそひそ話のシーンとか、小声で聞き取るのが面倒なので、はじめから字幕表示の設定にします。

 

映画好きのひとから言わせれば、邪道も邪道。演者が必死に考え抜いた『間』とか声のトーンを無視して、映画を見ているわけですから、申し訳ない気はします。

 

でも実際のところ『間』に込めた思いを感じ取ることが出来ない、私は生まれつき不得意な人種のため、これはどうもこうもしようがないのです。

幼いころから植えつけられた「相手の気持ちになって」を疑え

小学校の低学年から「相手の気持ちになって!」という教育を常々うけてきました。

 

ややもすれば 、相手の気持ちになれない子は、ダメな子というレッテルを貼られてしまいます。

 

こんなことを先生から言われても、「じゃあ。あなたは私の気持ちになれるのですか?」と言いたくなってしまいますよね。言わないけどね。

 

『相手の気持ち』というのが抽象的すぎてどう行動すればいいか理解できません。

 

私のように伝わらない子もいるから「自分がやられて嫌なことはしない」と具体的に言われた方が、行動という形に移せる気がします。

ビジネスはホウレンソウだけすればいい

 ここまで、ブログを読んでくださった皆様。ADHDの私を「社会生活や会社で苦労しないのか?」と疑問に思われていると思います。

 

でも、ビジネスシーンでは最低限、上司に報告、連絡、相談をすれば、仕事のコミュニケーションとしては一応クリアできます。

 

報告すれば、上司が次の指示を出しますし、変更が出れば、即連絡すればいいはず。

 

自分がミスしてしまったことは、相談すればいいし、クレームになりそうな相談は「相手の気持ちがわからない」では済まされないので、早めに上司に助け舟を出すようにします。

 

交渉力や調整力が必要な仕事、またはマネージメントする仕事以外は、多少、人の気持ちが読めなくても、仕事の流れを止めてしまうことはまずありません。

 

会社のマニュアルとホウレンソウを怠らなければ、多少「人の気持ちに鈍い人」でも、仕事は難なくこなせます。

 

ADHDの私は、ちょっと変わった人と周りに思われているかもしれませんが、周りを見渡せば、私より変わっている人なんていくらでもいると思うのです。

 

人の気持ちがわからなくても生きていける。

一生懸命に仕事に打ち込んだのに、人間関係に心を病んでしまう人もいます。

 

でも、べつに「あの人はどう考えているんだろう」と、人に気を使って生きなくてもいいとおもうんです。そんな事に神経をすり減らしている時間ももったいない。

 

考えてもわからないものを、更に考えこんだら神経がまいってしまいます。

 

自分らしく、あなたらしく、会社や人と関わればいいんじゃないかと思うんです。ゆるーい人間関係でいいんです。

 

始めの話にもどって、息子に言う。

「人の気持ちがわからなくても、いいんじゃない。」


「だって、お母さんが『人の気持ちをスキャンできるロボット』だとして、隅から隅まで全部、あなたの心の中が読まれたら、不気味でしょ。」

 

「心が読めないくらいで、ちょうどいいと思わない?」

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「でも人の気持ちを読むのと、長文読解は別なんで…。ぐだぐだ言わずに、課題を終わらせよう!はい、がんばりましょ!」

 

 そう言って、屁理屈な息子くんの尻をたたく日々です。

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