働くこと、時々、自律神経のことを考える。

転職マニア&Tポイント収集家。著者はADHD発症中の登録販売者です。働くこと、薬と健康のこと、雑記もあります。

子どもが巣立つころ「燃え尽き症候群」が急増する話

【相談】

母親の燃え尽き症候群。

45才主婦です。大学3年の息子が一人います。気も合いますし、よく話してくれ、ほんとに楽しいです。

 

もうすぐ就職して離れてしまうと思うと淋しいというのか、空しいというのか、たまに自然と涙がこみ上げてくることもあります。 息子と過ごせる時間もあと1年しかありません。

 

子供が大学に入ってほっとしたのか、更年期なのか、気力体力が急にがっくりときてしまいました。

  

息子とのことや、自分の体力的なことも考えると、正社員の仕事を辞めて、短時間のパートへすべきか悩んでいます。

 

こんなことを考えるのは、おかしいのでしょうか。

 

f:id:hanak50kamoto:20180713102042j:image

 

空虚感に支配される40代。

40代のおせっかい。
転職マニアの花子(@a10hon51)です。

 

自分の時間にも余裕が出てくる40代半ば。

 

過去記事:~更年期障害。退職せずに乗り越えよう~

 

わたしの住んでいるところでは、子ども達は高校を卒業すると都会に進学する子が多いです。

 

ママ友にも、質問主さんのような「燃え尽き症候群」の予備軍の方は、びっくりするほど多いです。

 

子どもの傍にいれる時間があと少しだから「パートをやめてでも、傍にいてあげたい…。」という話を耳にするたび、世の中にはいろんな考えの人がいるんだなぁ…。と、私は改めて感じます。人それぞれの価値観なので。

 

過去記事:~人の気持ちなんてわからない。そういう人種もいるんです。~

 

こちらは田舎なので、同居世帯が多く、子どもが都会に行ってしまうと、家に取り残される恐怖感が、切々と身に迫ってくるんです。

 

義理の爺さんと婆さんと、会話が既になくなった夫婦。どう暮らせばいいのか。

 

子どもの進学のバタバタで家庭不和も気が紛れていたのに…。子どもがいれば、子どもにも、こちらの愚痴を聞いてもらえていたものが、吐き出す場所がなくなる恐怖感。

 

これから、どうやって私は生きていけばいいのか。そんな話にまで発展します。

 

涙がでてきてしまうのは情緒が不安定になっているから。

 
仕事に打ち込み、ふと、気がつくともう子どもは大きく育ってしまっていたというのは、私も一緒です。気力体力も、驚くほどがっくりときます。

 

45歳という、第2期 多感なお年頃に差し掛かり、ホルモンのバランスも大きな変化に差し掛かっています。 自分が思っている以上に、体は正直です。

 

涙が自然と出てきてしまうのは、体の変わり目のサイン。

 

質問主さん。気分がふさぎ込むことはありませんか?

 

リフレッシュ法として、感動する映画を見て、涙を流すとスッキリするらしいです。お時間あれば実践してみては、どうでしょうか。

 

過去記事~気分が落ち込みそうな日はサウナに行こう~

 

それでも、虚無感にさいなまれて仕方ない時は、婦人科の受診をおすすめします。

 

食もノドに通らないくらい『育児ロス恐怖症』に陥っているなら、メンタルクリニックを受診してみたほうがいいでしょう。

 

親が子の共依存チェック。

「子どものために頑張りすぎるお母さん」は、下記の5つの問でチェックしましょう。

 

(1)子どもは親に秘密を作ってはいけないと思っている。

(2)子どものことは自分が一番よくわかっていると思っている。

(3)夫よりも子どもを大事にしている。

(4)子どもの希望に沿うことは、子どもを大事にすることだと思っている。

(5)自分の人生よりも、子どもの人生を一番に考えている。

 

すべて当てはまる人はとても危険な状態です。親子共依存の関係が成立しています。

 

共依存とは…それは「愛情という名を借りて相手を支配すること」です。「愛情」とは、与える側(支配)受け取る側の双方にあって成り立つものなのです。

 

おまけにその「支配」は、受ける側の自尊心を奪い、抵抗不能に陥らせるしかないのです。共依存関係にある人たちは、「不幸でいながら離れられない関係」にあると言えます。 

 

過去記事~主婦必見!子育て経験をお金にかえる術~

 

仲良し親子は、仲良し なので、この共依存状態に気が付いていないことが多くあります。

 

しかし、就職や結婚などに親が必ず過干渉してくるなど。子どものライフステージの変化にともなって、親子関係が歪んでくることがあります。

 

子どもの心が成長することによって、今まで仲良しだった親子ゆえの愛憎トラブルになることもあります。それが、共依存に気づく瞬間でもあるのです。

 

親は親の人生を。子どもは子どもの人生を自由に歩んだ方が幸せなんじゃないか。共依存になってない私からすると、客観的に思ってしまします。

  

子離れ、親離れ。

今、はやりの友達親子は、子離れ、親離れが難しいと言われています。仲がいい。なんでも話せる。それ故に離れることが難しい病(共依存)です。

 

親子の共依存については、詳しくはこちら。 

 

ユング心理学「人生の正午」

「子どものために頑張る自分」を築き上げてきた方へ。

 

今から「子離れしてた方がいい」と急に言われてもどうしていいのか困惑するはず。今まで正義と信じていたものが、災いのような扱いをされるのは、受け入れることが難しいでしょう

 

そこで、 心理学者ユングの「人生の正午」という考え方をご紹介します。

 

ユングは、40歳から60歳くらいまで中年期を「人生の正午」と名付けました。つまり、人生のちょうど真ん中、折り返し地点というわけです。

 

「人生の正午」の説明

 

人生の前半(0才~40才ころ)は、午前中の勢いある太陽の光のような、強い光に目がいきがち。

 

しかし、正午(40才ころ)を過ぎ、太陽が傾き始めると日の光は弱まり、影の部分に目がいくようになります。

 

つまり、中年期にはそれまで見えていなかった部分が見えるようになり、アイデンティティが揺らぎ始めるのです。

参考:「人生の正午」という考え方 

 

中年期はさまざまな喪失体験をしやすい時期と言われています。

 

自分自身に体の不調が生じてきたり、病気や怪我はもちろん、年老いた親の介護や死と直面する時期でもあります。

 

また、子どもとの親離れ、子離れをせざるを得ない環境になる時期なのです。

 

過去記事~高校受験のための学習塾はいかないと選択した訳~

 

ユングが言うアイデンティティが揺らぐとは…。

 

例えば今まで「子どものためにおいしい料理を作っているのが私らしい」という人なら、「母親としての私」がアイデンティティ(生き甲斐)と言えるでしょう。

 

中年期になってくると、子どもが→→→大人に成長します。母親としての私(生き甲斐)が揺らぎ始めるのです。

 

母親という立場に重きを置いていたなら、子どもの成長とともに自分の存在価値が薄れてしまう感覚になってしまうのでしょう。

 

「人生の午後」の対処は

その課題は、人生の前半で排除してきた自己を見つめ直し、新たな自己として取り入れ、真の自己実現をめざすこととしています。そして、その過程を「個性化」と呼びました。

 

ざっくりというと、

①40代以前の輝いていたころに執着するな。

 

②40才からは自分を見つめなおし、新たな自分を取り入れる。

 

③執着していたものから離れ、己が「個」として実現することを目指す。

こんなことを言っているんだと思うんです。

 

 

自分を見つめなおし、新たな自分を取り入れるには。

今までの自分に執着しないために…新たな趣味を見つけてみましょう。

 

①習い事やジムに通う。

②ブログを書き始める。

 

ちなみに私の場合は、ブログを書き始めたのは良かったです。ネタや読んでもらうための作戦とかいろいろ考えるので、ネガティブなことを考えている暇がなくなりました。

 

③新たなコミュニティに参加する。地域ボランティア、小学校の読み聞かせサークル、いろいろあると思います。

 

④インスタグラマーを目指してみる。

 

今、花子もこれ、やっているんですが。案外いいです。きれいな写真を撮ると「いいね」がいっぱいもらえるし、承認欲求を満たすのには、打ってつけです。

 

⑤旅に出る。自分を見つめなおすにはとてもいい方法です。

 

なんでもいいから、新たなことに一歩ふみだしてみましょう。

 

息子さんがあと1年で巣立ってしまう今だからこそ、質問主さんは「母親」以外の自分の価値づけをし始める必要があるのです。

 

最後に…今後の親子の関係 

 息子さんも大学生活が、あと1年であれば就活の大切な時期です。だからこそ『就職について』親子がお互いに考える時間にしてみませんか。

 

買い手市場と言っても、この1年の就活で、息子さんの『心が折れそうな時期』もきっと訪れるでしょう。

 

その時は、母親として助言するのではなく、聞き役に徹して、話しやすい雰囲気や環境をつくりしましょう。

 

悩みは聞いてもらうと、案外、自身の中で整理がつきます。

 

質問主さんは、母親としてより「就活の仲間」として、息子さんのやりたいこと、考えを受け入れながら、就活のサポーターになってみて下さい。

 

就活は過酷な戦いだからこそ、仲間がいれば乗り越えられると思うのです。 

 

この1年が子離れ、親離れに向けて『素敵な絆つくりの年』になることを願っています。

follow us in feedly